滋賀県の荒廃農地を真菰(まこも)で蘇らしたい!

農地衰退化を真菰で新規就農&農副連携プロジェクト

滋賀県の荒廃農地率は3.7%と年々増加傾向にあり、雑草の繁茂や山林原野化が問題視されています。弊社は 真菰(まこも)と言うイネ科の多年草を荒廃農地へ定植することにより、再生利用の推進を図っています。真菰を手植え、農薬不使用のもと収穫から商品化まで6次化しました。真菰パウダー《きぼう》は真菰の葉先を刈り取り、乾燥し粉末にしたものをスティック加工したもので、葉酸・食物繊維・βカロテン等が多く含まれます。また、地元の障がいをお持ちの方々が農業分野で活躍することを願い、農福連携に取組んでいます。

1.滋賀県の荒廃農地は年々増加傾向にあります。

滋賀県の荒廃農地率は3.7%と年々増加傾向にあります。荒廃農地を放置することで、以下の様々な問題につながります。
1.農業生産性の低下
荒廃農地は農地としての利用が失われるため、国内の農業生産力が低下します。日本は食料自給率が低い国であり、農地の減少は食料安全保障の観点からも大きな懸念材料です。
2.地域経済の衰退
農地が荒廃することで農業が活発に行われなくなり、地域経済に悪影響を及ぼします。農業は地域社会の基盤であり、荒廃農地の増加は住民の雇用や地域コミュニティの活力を低下させます。
3.環境問題
荒廃農地は雑草が繁茂したり、外来植物が侵入したりすることで生態系に影響を与えることがあります。また土壌の保全が行われないため、土砂の流出や土地の浸食が進みやすくなり、洪水などの自然災害のリスクが高まることもあります。
4.景観の悪化
荒廃した農地は景観を損ねることがあり、地域の美観を損ないます。これは観光業に悪影響を及ぼし、観光収入の減少につながる可能性があります。
5.有害動物の増加
管理されていない土地には野生動物や害獣が住み着くことが多く、農作物に被害を与えたり住宅地にまで侵入することで人間の生活に影響を与える場合があります。

2.真菰プロジェクトの強味!

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3.自社農園です。

滋賀県野洲市高木と日野町鎌掛(かいがけ)にある自社農園で真菰を栽培しています。
自家製の有機肥料「土ぼかし」を使用し育成しています。手作業による草刈りなど農薬は一切使用していません。

4.収穫も手作業

毎年、8月と9月に真菰の収穫を行います。真菰は、イネ科の多年草で、2メートルほどまで成長します。その葉先80cmほどをスタッフが鎌で刈り取り収穫します。一反(300㎡)で約100kgの生葉を収穫します。

5.乾燥加工

刈り取った生葉を直ちに食品乾燥加工専門工場へ持ち込み熱風乾燥します。

6.粉末加工

乾燥させた真菰葉を粉末専門工場にて微粉末化します。特殊加工技術により、その栄養素を壊さない消化吸収の良い真菰粉末(パウダー)に仕上げます。

7.スティック加工

粉末にした真菰パウダーを2gスティックに充填します。スティックにすることにより、酸化を防ぎ賞味期限を守れます。

8.まこもパウダー《きぼう》の出来上がり

真菰(まこも)にはタンパク質、食物繊維、β-カロテンの他、クロロフィル、植物性シリカ、葉酸、ポリフェノール、ビタミンA、β-グルカンなどの栄養成分が多く含まれています。しかもそれは食用野菜の中でもトップレベルです。これひとつでたくさんの栄養価が得られるまさに天然のスーパーフードです。

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